石の産地はどんなところなのかなど、なるほど海外レポート。
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念願かなって、初めて大英博物館へ行ってきました。古今東西、世界の歴史や文化、そのオリジナルが一同に集められています。
その中に、英国国内のローマ帝国時代の遺跡コーナーがあります。英国南部のミオンストークで発掘された、中央に通路のあるローマ風の邸宅で、これは2世紀に建てられ、その後改修されたものですが、そこに、おしゃ楽が扱うジェットストーンと同種の石材が使われています。ジェットストーンを割って、割面を出して壁に埋め込み、煉瓦と組み合せて装飾石材として使用します。
ローマ帝国の統治の時代から、こういったジェットストーンを割って壁に埋め込む工法は、英国では一つの伝統となったようです。
最近、英国のミレニアム国家事業の一つとして推進された、東部のサフォークでの教会再建プロジェクトでも、伝統的な工法として、このジェットストーンを割って、壁に埋め込む工法が使われています。
この伝統は、現在にも脈々と受け継がれています。2005年のチェルシーフラワーショーでは、ショーガーデンの一つに、このジェットストーンが使われています。伝統の上に、新しい使い方を堤案されたものです。割面を出して壁に埋め込む工法、そして煉瓦との組合せは、ローマ時代からの伝統を受け継いでいます。ここでは、それに加えて、割らずに丸い面を出して、積み上げるように壁面を構成して、まったく別の雰囲気をかもしだしています。
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| ガーデンデザインジャーナル、2003年10/11月号より |
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ジェットストーンは、モダンな建物やガーデンにもマッチします。それは、2003年に、ウエストンバート国際ガーデンフェスティバルで提案されています。ここでは、ガビオン(本来河岸工事等に使う『じゃ籠』、今欧州で大人気)にジェットストーンを詰めて、それを積み上げて、無機質でモノトーンな雰囲気を、ガーデンやアプローチにまで展開する役割も果たしています。この手法については、おしゃ楽は、2004年に横浜で開催された国際ガーデニングフェアで提案していますので、ご覧になった方も多いと思います。
この様に、ジェットストーンは、英国における、最も古くて伝統的な石材でありながら、使い方によっては、モダンでコンテンポラリーなスタイルにも合う、「すぐれもの」といえます。割ったときの、深いブルーがかった黒、チョークの白がかぶっている丸くなった表面、こういった質感や色は、他の材料にはないものです。きっと、色々な使い方をチャレンジしてみたくなる、楽しみな材料だと思
います。
最後にもう一度大英博物館に戻りますが、同じジェットストーンが、新石器時代のコーナーにも展示されています。ここでは石斧や槍先などの道具としての展示です。ジェットストーンは、英国南部では、5000年も前から、人類で最も古い道具のひとつとして使われていた訳で、英国の歴史を語るのに外せない、すごい歴史的な石だったのです。
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| report 輸入担当:杉浦 |
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